【vol.31】2018.08.05 育休後コンサルタント山口理栄氏による育休後職場復帰セミナー@流山、開催しました

育休後コンサルタント®️として、企業研修・ワークショップに引っ張りだこの山口理栄さんに流山までお越しいただき、仕事復帰に備えるためのセミナーを開催しました。会場は民間学童のチャイルドスターズ。日曜の朝から、とても熱い場となりました。

まず、前半は山口さんからのセミナー。

  • 両立に関する最近の動向
  • 育休後の仕事
  • 育休後の育児・家事と夫婦のパートナーシップ
  • まとめ

両立に関する最近の動向で、もっとも今熱いのは「男性の育休取得」とのこと。業界・企業によってまだ差が大きいものの、中には男性の育休取得率100%を達成している企業も出ているそうです。期間も1日2日ではなく、1ヶ月を必須とする企業も出てきており、今後の動向に注目です。

育休後の仕事においては、「職場復帰面談」が重要とお話がありました。特にポイントは「育休取得者本人が、自ら上司に対してどんどん情報提供していくこと」とのこと。山口さんが開発した面談準備シートのご紹介があり、最初に見た時にはその項目の多さに驚きましたが、確かに職場復帰を考えればどれも必須の内容。

たとえば、時短で勤務する場合、きちんとコミュニケーションをとって伝えない限り、上司は「朝ゆっくりしてから出社しているのかな」くらいにしか思わないとのこと。実際は朝5時とか6時とかに起きて、子どもを必死に起こして、着替え、朝食、保育園送り、そこから猛ダッシュで駅に向かって・・・から出社していることは決して伝わらないと。

だから、「どんなタイムスケジュール、どんなルートで出社するのか」を明示し、「●時出社になる必然性や理由」を説明する必要がある、とのこと。これには頷いている参加者も多かったです。

そして最後は、夫婦のパートナーシップ。こちらも「自分の意向を明確にした上で、きちんとすり合わせることが大事」とのお話がありました。こちらもウンウンと頷く参加者が多く見られました。

参加者の感想コメントはこちら(一部のみ)。

  • 上司から「時短は楽でいいね」と言われてモヤモヤしたことがあった。毎日退社してから保育園お迎え、食事、風呂、寝かしつけ・・・と1秒も自分の自由な時間などないのに!上司に理解してもらえてないのだと気がついた。
  • 夫は幸い家事育児をかなり分担してくれる。でも子の体調不良が続いて仕事ができず、やむなく休日出勤した時に、夫が上司から「君は休日出勤して休日手当を稼ぐのか」と言われてしまった。職場の理解がまだ追いついていないと感じる。
  • 1人目を育てつつ勤務していた頃、針のむしろのような気持ちだった。先輩ワーママは一般職しかおらず、後輩の女性総合職はまだ子どもがいない人ばかり。フルタイム勤務で定時で上がると「なんで早く帰ってしまうんですか」と言われてしんどかった。次は2人育てながらの勤務となるが、不安が強い。
  • 職場に対してはきちんと説明しようと思っていたが、家庭内での話し合いが足りていないと気が付いた。夫としっかりすり合わせをしたい。

 

後半は、ヒカルエの近藤より、流山市の保育園・小学校・学童事情について説明を行いました。

子育て世代の増加に伴い、保育園が急増している流山市。待機児童ゼロを目指して急ピッチで環境整備をしているとのことですが、その分保活(保育園探し)が大変になってきている面も。「保育園応募時期となる10月頃までに、きちんとどのような保育を希望するかを家族ですり合わせた上で、保育園見学に行き、希望の園を定めておきましょう」との話がありました。小学校の学区変更や学童の取り組みなどについても共有があり、皆さん真剣に聞き入っていました。

 

内容が盛りだくさんで時間オーバーしてしまいましたが、皆さん多くのインプットを持ち帰っていただけたようです。数名早めにお帰りになった方がいたため全員ではありませんが、記念撮影をし、会は終了となりました。山口さん、どうもありがとうございました!

次の職場復帰セミナーは、年明けを予定しています。また予定が確定しましたらイベントスケジュール「こちら」にてお知らせしますので、皆さまぜひいらしてください^^

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