
本日のボランティアスタッフを担当した日原と申します。本日のレポを報告いたします。
育休後の働き方を考える育休後カフェ®を開催しました。
今回は少人数で行ったこともあり(お子さん連れで夫婦で来られた方も(^^))、1人1人の疑問や思いをゆっくり語れた会となったと思います。
まずは、居住地、仕事内容、参加した理由を自己紹介。
今回はなぜか、SEの方が非常に多くてびっくり。
皆さんのお話から保活や、仕事と家庭の両立の大変さも伺えました。
育休後カフェ前半は、保育園事情、入園申請する時の注意点、入園前の準備などについて。流山市ならではの事情を織り交ぜつつ、配布資料をもとに説明しました。
続けて、2グループに分かれて「出産前と後の働き方」というテーマでトーク。
時間の制約なく残業ができた出産前と、全く違う働き方をしなければならない今。切実な悩みが聞かれました。
「通勤に時間がかかるので、近場で時間が決まった異業種への転職を考えている。でも、長期的に見てそれでいいのか」
「今は下の子の育休中。上の子の育休復帰後、19時に帰宅してから夕飯を作り、寝かしつけも遅い罪悪感を持つ日々に疲れた。二度目の仕事復帰が怖い」
一方で、こんな情報交換も。
「ファミサポは必要経費。延長保育はあるけど、保育士さんと1対1でぽつんと残っているのはかわいそう。20時までしか使えないし、前日までに予約しないと食事も出ないので、残業する時は近所の提供会員の方に子どもの世話をお願いしている」
「出産後に転職した。女性をターゲットにしたエージェントで、限定正社員も含め、時短OKな正社員を募集している企業を探した」
後半は流山市内で保育園、学童等を運営しているNPO法人green理事長の小川恭子さんのミニ講義。子育てをしながら働く親御さんたちが悩みそうな点をQA形式で進めました。
保育園、幼稚園、学童に預けながらの子育て環境について。
社会的な課題に触れつつ、子どもの育ちについて熱意のこもったお話を聞きました。
論点は多岐にわたったのですが、いくつか挙げると。
・子どもに合った環境を選んであげるのは、親の役目。
・「保育園は保育、幼稚園は教育」と別物として考えることに違和感がある。どちらに通うにしても、子どもの成長に合わせた環境作りが必要なのは同じ。
・0-3歳、3-6歳、小学生ではそれぞれ違う。学童期までの6年間は、人間の基礎を作る重要な時期。3歳まではおばあちゃんの保育のように温かくお世話を、それからの時期は人との関わり方やルールを学んでいく。
・小学校の6年間は、身体も心も激しく変化し、本人の葛藤も大きい。(公設学童の場合)その時期に学童の大集団で過ごすことになる。大人が優しさで包んであげて、子どもが優しさを受け取れる環境が必要。自己肯定感を育めば、他人に優しくなれるように育つ。
・保育や学童の現場では単に「食べさせるだけ」「オムツを替えるだけ」ではなく、大人が子どもにどう関わり、共有していくかが大事で、それが心の豊かさにつながる。
会場からは
「子どもが行きたくないと言い出した時に、転園すべきかどうかの見極めはどうするか」
「保育士さんが頻繁に代わるが、どう園とコミュニケーションを取っていけばいいのか」
などの質問が出て、参加者の関心の高さが伺える濃密な時間になりました。
ところで、小川さんの講演は、日替わり宅配オムスビオさんのお弁当でランチしながらでした。
代表の遠藤さんからも、有機野菜の材料、生活クラブ生協の調味料を使い、無添加にこだわる事業への思いを伺いました。
おいしいのはもちろん、薄味で子育て世帯にも良さそう(^-^)



次回の予定は下記の通り。
土曜日開催です。育休中の方、復帰後の方はもちろん、プレママもパパも歓迎です!
(自分の話で恐縮ですが、私は臨月の時に初めてヒカルエに参加し、産褥期に夫に参加してもらいました。
出産前に繋がりを作れたことで育休中、後の過ごし方が大きく変わりました。
また、夫も参加したことで、何となくでも夫婦で共有できるものが増えたと感じています。)
多くの方の参加をお待ちしております(^-^)
・10/7 (土)15:00~17:00 小学生の子どもの育ちをゆーこ先生と語り合う会
・10/21 (土) 10:00~12:00 育休後職場復帰セミナー
イベントの詳細は「こちら」です。